品目情報
にんじん
人参 carrot【セリ科 ニンジン属】

ニンジンの原産地はアフガニスタンで、西洋種と東洋種の2つの種類にわけられます。日本では当初、金時ニンジンのように濃い赤色で長さのある東洋種のニンジンが主流でしたが、現在ではオレンジ色で甘味が強い西洋種が主流になっています。品種改良がすすみ、独特な香りが減り甘みが増したため、昔に比べクセがなく食べやすくなり、子どものキライな野菜から好きな野菜へと変化しているというデータがあります。
また、学名のカロータは「燃える」という意味のギリシャ語で、燃えるようなオレンジから名付けられたといわれています。
■栄養
豊富に含まれるカロテンは、免疫力を高め、皮膚や粘膜を強くする効果があるといわれていますが、表皮のすぐ下に最も多く含まれているので、皮はできるだけ薄くむくか、皮つきで利用したり、皮をきんぴらにするとよいでしょう。
また、アスコルビナーゼというビタミンCを壊してしまう酵素が含まれているので、ビタミンCを多く含む他の野菜や果実と食べ合わせる際には、加熱するか、酢やレモン汁などでその働きを抑えるようにするのがおすすめです。
入荷時期
