
共働き世帯が増え、調理にかける時間が短くなっている現在。短時間で食卓を彩るための工夫であり、品数を増やすための工夫として、「作り置き」は必須となっています。
フィールド・クラウドソーシング事業を展開するソフトブレーン・フィールド株式会社では、時間短縮に欠かせない「作り置き」について調査を実施。現代の作り置き事情が判明しましたので、こちらで紹介します。
調査ではまず、直近1年間で作り置きをしたことがあるかを質問。
半数を超える52.8%の方が作り置きをしていました。さらに、そのうちの38.9%が毎週の頻度で作り置きをしていました。
なお、経験者は女性6割、男性でも4割を超える方が作り置きをしており、多くの方が常備菜とは言わないまでも、なんらかの作り置きをしていることが判明しました。

作り置きをするのは主に副菜です。1位の副菜69.5%に続き、2位が主菜の38.8%。3位にカレー―などの煮込み料理が35.5%でランクインし、野菜の下ごしらえは4位ながらも25.8%とかなり減ってきます。野菜に関してはカットすると痛みが早いこと、スーパーなどでカット野菜が売られているため、使用する人はそちらを利用するのかもしれません。
「作り置きをする際に心がけていること」では、
・他の料理にアレンジできるようにする
・時間が経つと馴染む味付けにする
・野菜不足を補える副菜を多めに作る
が29~28%とほぼ同等で並びました。
なお、その内容として「きんぴらやひじきの煮物」、「ピクルス」など、野菜系の料理がコメントとして寄せられているそうで、野菜料理の作り置きが多いことが推測できます。
なお、過去にもこの販促情報で紹介した「無限ピーマン」や「無限にんじん」「無限ナス」などの「無限レシピ」などは、簡単なうえ、作り置きにも適しているため、人気が広がったと言えそうです。
レシピ提案をする際には、作り置きしやすいもの。また、作り置きをすると味が染みるなどして美味しくなるもの。そして、他の料理にアレンジできるものなどをピックアップし、アレンジレシピも一緒に提案するとよさそうです。
【アンケート概要】
実施:ソフトブレーン・フィールド株式会社
期間:2018年10月26日(金)~10月29日(月)
対象:「マルチプルID-POS購買理由データPoint of BuyⓇ」(以下POB)アンケートモニター(n=3,974名 男女40代~50代中心)
https://www.sbfield.co.jp/press/20181130-13537/
今月のレシピ
昨年の売り上げベスト3

- とちおとめ苺(栃木、茨城)
- 普通みかん(静岡、佐賀、和歌山)
- サンふじ(青森、岩手、秋田)

- 胡瓜(宮崎、高知、群馬)
- キャベツ(愛知、神奈川、静岡)
- ぶなしめじ(長野、山形、新潟)
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