2016年新入社員研修(産地)

2016年6月27日(月)~ 6月29日(水)の3日間 、横浜市内の生産者である金港出荷連の方々の協力を得て、今年度も新入社員産地研修を行いました。
生産者に対する理解を深め今後の業務に活かすこと、同期入社社員の連帯感を深めることを主な目的として、毎年産地研修を行なっています。


研修先 ① 金港出荷連 石川 照雄さん

「今年の子達もよくやってくれています。 彼らはとても元気があって将来が楽しみです。 研修を生かして私たちが作った青果物を上手に橋渡ししてもらいたいですね。」
今回、いちじくの樹の誘因作業を取材させていただきましたが、他にブドウの傘かけやトマト・ブルーベリー等の収穫も行いました。野菜・果実幅広く手掛ける石川さんのところでは、いろいろな体験ができます。
作業内容
1日目:ブドウの傘かけ(雨や強い日差しによる日焼けから守る)、袋かけ(虫や病気から守る・農薬から守る)、いちじくの誘因
2日目:枝豆の袋詰め等
3日目:トマト・ブルーベリー等の収穫、直売所見学等


金港青果 石井稜馬

 研修1日目は、葡萄の傘掛けや袋掛けを行いました。私の田舎でも葡萄を出荷しているのですが、通年の作業を見ていても剪定や誘引や消毒や出荷する葡萄の箱詰めなど、やることがたくさんあり、通年でほとんど休みがありません。葡萄は1つ1つが手作業で丹精こめて作られているので、生産者のこだわりを私たちがしっかりとお客さんや仲卸さんやバイヤーさんに伝えていかなければならないと感じました。
  2日目にはトウモロコシを焼いたものを試食させていただいたのですが、こちらも甘みが強くてフルーツを食べているような感覚でした。生でも食べてみたのですが、シャキシャキとした触感でとても美味しく感じました。
 今回の研修を通じて、野菜や果実の栽培するにあたって、産地の方々のこだわりや果実や野菜を生産する大変さを学びました。それと同時に、私達が産地の様々なこだわりを消費者に伝えていくことが大切だと思いました。


~ いちじくの樹を誘因している様子です ~

 

 


 【イチジクの誘引】仕立て方は、一文字仕立て(整枝)と言い、枝を水平に仕立てる栽培方法で、イチジクは枝を横に誘引すると芽が均等にふいてくる性質があります。その特性を利用した一文字仕立ては、奥行きがない壁側などにも置くことができます。
また、イチジクの木はカミキリムシの影響で木に穴が開いてしまい、それが原因で腐敗してしまい実の成長や葉の成長が遅くなることもあるため、常に翌年から使う芽のことも考えて誘引が行われました。

金港青果 小林拓矢

 私は大学で農学を学び、学校内で多少、農作業をした事はありましたが、実際に農家の人の元に伺って、仕事をした経験はありませんでしたので、今回の研修はこれから市場で働いていく上で、とても良い経験となりました。

 今回お世話になった石川さんの農場はとても規模が大きく、とても一人で管理出来る広さではありませんでした。ですから、ボランティアの方々が一日20人程度来ていました。今回の研修はそのボランティアの方々に混ざってのものとなりましたが、 その中で、石川さんやボランティアの方々と様々なお話をさせて頂き、農業の厳しい部分も含めて、皆さんがとても農業を楽しんでいる事に気づきました。
さらに石川さんは近くで直売所を営んでおり、自分達で収穫した青果が実際に販売されている様子を見た時は、正直、感動しました。商品が綺麗で美味しそうに見えるように袋詰めしていたので、全ての商品が美しく、購買意欲を掻き立てるものに感じました。商品一つ一つに説明のポップがあり、いかにお客様に買って頂けるかを常に考えているご様子でした。
 最後に、私は大学時代に熊本で過ごしており、震災の直後から、少しでも熊本の力になりたいと考えるようになりました。そのことからも私は、今回の研修の経験を最大限に生かし、熊本の野菜や果物を売り、熊本の美味しさを横浜からアピールできるようなせり人になりたいと考えています。


石川さん(左) 、金港青果 石井・小林(中央2人) ,ボランティアのジュンさん(右)


研修先 ② 藤巻 芳明さん

 「この時期はジャガイモの収穫があり力仕事なため、非常に助かっています。研修を通して、青果物には規格外品や破棄してしまう物もあることも知ってもらえたと思います。

 今後彼らには、青果物を見極める目を養ってもらい、商品に見合った価格で販売できるようになってもらいたいです。」 
 ジャガイモを堀り、選別から箱詰めまで一連の作業をしたあとは、ここ横浜市場まで運んだそうです。実際に販売する品物の流れを体験できたことが、今後の仕事につながっていくのではないでしょうか。 
1日目 ジャガイモの収穫
2日目 ジャガイモの選別~箱詰め
3日目 ジャガイモの選別~箱詰め~出荷 
           ナス・キュウリの収穫等


金港青果 杉田隼人

 藤巻さん御兄弟には大変お世話になりました。良い勉強をさせていただき、三日間と少ない時間でしたが少しでもお役に立てたのなら私も嬉しく思います。私の農業経験は、学生の時2年間ほど授業関連や友人と米や夏野菜を作っていた程度で、藤巻さん宅のような広い土地での作業は初めてとなりました。

  初日は、まず雑草や葉を手で除いてからじゃがいもを機械で掘り起こした後、土を払いながらA品とB品、廃棄の三種類に選別を行ないました。様々な要因でB品になってしまうものは見た目だけなので、少し勿体ないと思いました。 
   2日目、3日目は雨で小屋での作業となり、箱詰めと出荷までを行いました。本場まで運んで市場に卸すまでご一緒させてもらい、収穫から出荷までの流れを知ることができました。 
 農作物は天気に左右されるのが難しい所で、雨続きでも収穫ができないし、また雨が降らないと上手く育ちません。また病気、害虫や動物といった問題もあります。そういった環境の中で安定した量を出荷するのは大変な事だと思いました。今後は藤巻さんから頂いたアドバイスや今回の研修での経験や思った事を忘れずに日々の業務に繋げていきたいと思います。


~ ジャガイモの収穫の様子です ~

 

 

 


金港青果 須田啓太

私は、学生時代に北海道で馬鈴薯掘りのアルバイトをしていた経験があり、種となる芋の収穫やデンプンに加工する芋など様々な種類の芋の収穫をしていました。今回の研修は、横浜市内ということで約50aの土地での収穫でしたが、一度にいくつもの畝を掘り起こさずに何回かに分けて収穫を行うのは、陽ざしによって芋の表面が焼けてしまうのを避けるためだそうで、このような工夫をこらし出荷時の高品質を維持していることがわかりました。 

  収穫してすぐに出荷の準備をしないのは、収穫直後は芋の周りに付着した土が乾いていない状態であるため、一日または数日間取り置きして乾燥させ、泥汚れを落とすと同時に水分による腐食を防いでいるからだそうです。箱詰めの際にも、消費者に対する配慮と工夫がなされていました。 
 今回の新入社員産地研修を通じて改めて生産者の気持ちを考えることができました。農家の方々が手間をかけ、丹精込めて育て出荷してくださった野菜を、我々がすべて売り切ることがでるように、積極的に売り込んでいかなければいけないと感じました。さらに、同じ等階級でも産地によって良し悪しが異なってくるため、良品を一瞬で見極める目を養っていきたいです。その為には、自分の担当以外の野菜も手に取って、自分の目で確かめていきたいと思います。3日間たいへん良い経験ができました。
  最後になりましたが、3日間お世話になりました藤巻さん、ありがとうございました。


藤巻さんの弟さん(左) 、金港青果 杉田・須田(中央2人) 、藤巻さん(右)

 

 


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