神奈川県の特産地紹介 横浜市都筑区
先祖代々から受け継ぐ食の源

近年、都市部のビル内やレストランなどで魅せるインテリア感覚としても導入されている水耕栽培ですが、この栽培方法自体は何年も前からあったものです。
 土を使わずに肥料を溶かした水(養液)で栽培するため、ベランダ農園のような場合は手軽な栽培方法として紹介されていますが、生産地として大々的に取り組むと大型設備が必要となるため、設備の老朽化に伴い水耕栽培から切り替える生産者もいます。そんな中、水耕栽培一筋でトマトを生産されている、金港出荷連の中山英樹さんを訪ねました。

【金港青果スタッフの産地訪問】
横浜市都築区で代々農業を営む中山さんにお話しをお伺いしました。

生産者も流通を知って青果を売り込むべき!

 都筑区は横浜の中でも港北区と並ぶ、農業が多いところ。うちの周りも農地が多いですし、ハウスで栽培しているので都市部ならではの苦労というのはそれほどないと思います。気をつけているのは、やはり病気。トマトは病気に弱いので換気をするハウスの屋根部分には0.4mmの細かなネットを張っています。病気になると収穫量にも影響が出ますし、農薬を使わなくてはならなくなるので、少しでも農薬の使用料を減らせる ようにしたいです。


 水耕栽培は水に肥料などを混ぜて循環させます。1週間で10tもの水を使うんですよ。ただ、土と違って連作ができるので年2回、収穫できます。今は、トマトは冬でも消費してもらえて、年間を通して需要がありますしね。地元の野菜を食べていただく機会が多いのは嬉しいことです。

 お勧めの食べ方は、やはり取れたてをそのまま食べるのが一番!我が家ではたまにパスタソースに使ったりしますが、自分自身は生が好きです。 
 都筑区のトマトは、「横浜産トマト」として高めの評価をいただいています。金港青果さんには、今後も地元産野菜の強みを生かしていただくことに期待しています。

   
昔なつかしい虫取りの粘着テープ。農薬の回数を抑えるための細かな工夫。 最盛期には1日で真っ赤に。地元なのでかなり熟してからの出荷が可能。 「今年は桃太郎ファイトを栽培」。毎回品種を変えて研究しているとのこと。
   
ハウス中央にあるタンクで水と養液を混ぜ、ここからハウス全体に行き渡らせます。 オゾンで殺菌した養液が流れる配水管。地面の上に置かれたケースに養液が流れます。 地面の上に置かれたケースに養液が流れます。

2010年6月


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